シリーズ1
まずは、一番取り組みやすいトリックからレッスンスタート!
真壁律江先生の第1声は「善しさん、パルのおやつを口にくわえてください」。
「え!?パルのおやつをですか?」と一瞬ひるんだ善しですが、意を決してパルのおやつを口に。もちろん食べるのではなく、くわえるだけです。すると、それを見ていたパル「欲しいよ~」という顔をしますが、けなげにも人間の食べ物に手を出してはいけないと思っているためか、動かずにじっとしています。
ここで真壁先生から善しに「手招きでパルを呼んでください」と指示が。善しがおやつをくわえたまま「パル!おいで」と手招きすると、パルは「え!?いいの?」とばかりに後ろ足で立ち上がって、善しの口からおやつをパクリ!と、その瞬間、口と口がふれあって、まるで善しとパルがキスしているみたい(笑)!
れこそ、真壁先生の狙っていたトリックなんです。例えば「あたりまえ体操」の「顔、近っ!」の場面でも使えそうですし、何かキスを使った芸をすることもできそうですね!
今はおやつを使っていますが、今後は「チュー」という声のコマンドだけで、このトリックができるように練習を続けていきます!
続いて挑戦したのは、前足で頭を掻くトリック。頭を掻くしぐさを通じて「参ったな~」と照れたり、「困ったな~」と頭を抱えたりしている様子を表現するためのトリックです。
このトリックを教えるコツは、犬の頭に「犬が気にするもの」をくっつけること。リードを軽く頭にひっかけたり、テープ(※)を軽く貼り付けたりすると、犬は「ん?なんだこれ?」と気にして前足で取り除こうとします。
そのしぐさが頭を掻いているように見えるんですね!さっそく挑戦した善し&パル、なかなか上手にできていますね!!パル、本当に「いや~まいったなぁ~」って言っているみたい(笑)!
真壁先生いわく「1つトリックを覚えたら、それを他の姿勢でもできるとバリエーションも増えますよ」トリックにもバリエーションがあるんですね!
(※ガムテープなど粘着力の強いものは毛が抜けてしまうので使わないこと。
愛犬のストレスにならないよう「ちょっと気になる」程度のものを使用してください。今回は粘着力の弱いテープを更に粘着力を弱めて使用しています。
パルはこのくらいではまったく気にならないようで、笑顔(笑))
2つのトリックを繰り返し練習して、本日のレッスンは終了。「1つのトリックを完全に覚えてマスターするには、継続的な練習が必要。覚えたと思っても教えきれていないと中途半端になることもよくあるので、時間を置いてチェックするように」と真壁先生。
パルはノリでできちゃうタイプなので(笑)、家での復習が必須ですね!
一方、善しは今回のレッスンの内容に大満足。
「パルと一緒に芸をするイメージがだいぶ見えてきました。簡単な動作でも犬がやるとすごくおもしろく見えるから、あたりまえ体操にも使えそう。パルと一緒にステージに立てたら楽しいだろうな~。練習、頑張りますよ!」とやる気満々。
次回のレッスンまでにどのくらい上手になっているか、楽しみですね! 夢の晴れ舞台目指して、頑張って~!
「ペットスタジオホッチ」のレッスンでは、愛犬の性格や体力に合わせて楽しく進められるドッグダンスレッスンが魅力。レッスンの中でたくさんの"コツ"を教えていただけます。
ドッグダンスを始めてみたい方はぜひHocciへ♪
真壁律江さん
人と犬との絆を第一に考え、お互いが健康で精神的にも豊になるように、人にも犬にも楽しいドッグトレーニングを提案している国際基準の資格を持つ、CPDT-KAドッグトレーナー。
2006年イタグレ・ルーチェとドッグダンス競技会初出場・初心者クラス優勝&審査員特別賞受賞。
ドッグダンスの普及に努め、講師としても活躍中。
Pet Studio Hocci
〒177-0042 東京都練馬区下石神井1-2-3
TEL: 03-5372-2380
http://hocci-pal.jp
仔犬から成犬まで、基本のしつけと社会化がメインのデイケア(保育園)と飼い主さんが犬と一緒に楽しめるK9ゲームやドッグダンスクラスも開催中。
大の動物好き。
大型犬と暮らしたくて、「面倒は俺がみる!」とパルを迎えたものの、いつの間にかしつけは元トリマーの奥様の担当に…。
「もっとコミュニケーションを取るには?」と考えたところ、「単にしつけるだけじゃオモロない!もっと一緒に楽しみながらトレーニングしたい!」と、ドッグダンスにチャレンジすることを決意。
愛犬2頭、愛猫1匹と一緒に暮らしている。
善しの愛犬
ゴールデン・レトリバー
オス
4歳のやんちゃ盛り。イタズラ好きで家族を困らせることもあるが、陽気でいろんなことに興味津々なところはドッグダンス向き!?
善しとともに、ドッグダンスをスタートする"相方"。