シリーズ1
前回のトレーニングで「8カウント、アイコンタクトを続ける」という宿題をもらった善し。
まずは、その成果を先生に見てもらうことに。
「家でやったときはできていたんですけど、さっきやってみたらできなくて…」という善しに「家の中で8秒ができていても、犬は別の環境になったら最初はできないものと考えて」と真壁先生。
外のいろんな刺激があると犬は集中力を欠いてしまうもの。
新しい状況に、1から慣れてもらう気持ちで取り組みましょう。
ハンドラーの目を「見たら」W(ダブル)クリック。そのあと、「見ている状態をキープしていること」に対してS(シングル)クリックをいれていきます。
Sクリックは「継続」の合図、ここでしっかり抑えておきたいポイントです。
(WクリックとSクリックを使い分けるのが、真壁先生のクリッカートレーニングの特徴)
続けているとだんだん、集中してアイコンタクトできる時間が長くなってきました!
褒められてパルも嬉しそう!
アイコンタクトができるようになったら、その合間に「パル」と名前を呼び、その後もアイコンタクトをし続けさせます。
名前を呼ばれたらハンドラーに意識を集中するのはドッグトレーニングの基本中の基本。
これからいろんなトリックを加えて行く前の基礎になるため、しっかりと練習しました。
すると、疲れてきたのか、パルの集中力が切れそうになってしまいました。
集中が切れる前に「終わるよ~」と言って褒め、飼い主のタイミングで休憩を入れるようにします。
同様にトレーニングを再開するときには「始めるよ!」「やるよ!」などと決まった声をかけ、トレーニングのメリハリをしっかりつけるのがポイント。
ハンドラー主導でトレーニングを進めましょう。
日々のトレーニングを頑張るコンビを今後も温かく見守ってくださいね!
真壁律江さん
人と犬との絆を第一に考え、お互いが健康で精神的にも豊になるように、人にも犬にも楽しいドッグトレーニングを提案している国際基準の資格を持つ、CPDT-KAドッグトレーナー。
2006年イタグレ・ルーチェとドッグダンス競技会初出場・初心者クラス優勝&審査員特別賞受賞。
ドッグダンスの普及に努め、講師としても活躍中。
Pet Studio Hocci
〒177-0042 東京都練馬区下石神井1-2-3
TEL: 03-5372-2380
http://hocci-pal.jp
仔犬から成犬まで、基本のしつけと社会化がメインのデイケア(保育園)と飼い主さんが犬と一緒に楽しめるK9ゲームやドッグダンスクラスも開催中。
大の動物好き。
大型犬と暮らしたくて、「面倒は俺がみる!」とパルを迎えたものの、いつの間にかしつけは元トリマーの奥様の担当に…。
「もっとコミュニケーションを取るには?」と考えたところ、「単にしつけるだけじゃオモロない!もっと一緒に楽しみながらトレーニングしたい!」と、ドッグダンスにチャレンジすることを決意。
愛犬2頭、愛猫1匹と一緒に暮らしている。
善しの愛犬
ゴールデン・レトリバー
オス
4歳のやんちゃ盛り。イタズラ好きで家族を困らせることもあるが、陽気でいろんなことに興味津々なところはドッグダンス向き!?
善しとともに、ドッグダンスをスタートする"相方"。