シリーズ1
順調にいろいろなコマンド(命令)をマスターできるようになってきた善し&パル。しかしパル、コマンドの合間にうろうろと動き回ったり、勝手にごろ~んと横になってしまったり…(笑)、全体的に緊張感が足りません!
ドッグダンスをマスターするためには、もっとキビキビとメリハリのある動きを身に着けなくてはいけないのですが、う~ん、どうしたらいいのでしょう?
トレーナーの真壁先生からのアドバイスは「ピタッと止まる練習をすること」。
そこで、前回練習した「ヒールワーク」を応用して、パルが善しの真横に来た瞬間、ビシッと動きを止めさせる練習をスタート!
なるほど、確かに一瞬でも動きが止まると、メリハリが出ますね♪
でも、パルのような元気いっぱいの犬にとって、動かないことは動くことよりはるかに難しい!パルもすぐに動き出してしまいます。どうすれば、動かないままいられるようになるのでしょうか?
基本の「おすわり・待て」&「来い」のコマンドをしっかりと理解しているかを確認。「おすわり・待て」と「来い」を何度も繰り返すことによって、「コマンドをきちんと聞き分ける力を養い、待ちながら次のコマンドに集中する」ということを、犬に学ばせるためです。
さっそく、善し&パルもチャレンジ。最初はすぐに善しの方に走り寄ってしまうパルでしたが、何度も根気強く続けているうちに、上手に「待て」ができるようになりました♪
1つのコマンドを完璧に覚えさせるには、毎日飽きないように練習しながらじっくり教えなくてはいけないけれど、集中的にレッスンをうけないといけないパルは、何度も何度も練習するうちに、あれれ、なんだか疲れてきちゃったみたい!
そこで真壁先生が用意したのは、いつもとは別の「おやつ」。それを見るなり、疲れていたはずのパルは俄然やる気、回復(笑)!喜んで練習を再開し始めました。
「おやつはあくまでもきっかけです。犬が再びやる気を出して頑張ったら、十分に褒めてあげて。飼い主に褒められることこそ、犬にとってなによりのご褒美ですから!」と真壁先生。「特に高カロリーのおやつの与えすぎには要注意。ご褒美で栄養バランスを崩さないように注意してください。茹でたササミや野菜など低カロリーの手作りおやつもおすすめです」。
なんかにおいが違う~!
おやつの力を借りてなんとか無事に今回のレッスンを終えた善し&パル。
次回はいよいよ、「あたりまえ体操」に応用できそうなトリック(技)の練習にチャレンジします!さて、どんなトリックになるのでしょうか?お楽しみに~!
「ペットスタジオホッチ」のレッスンでは、愛犬の性格や体力に合わせて楽しく進められるドッグダンスレッスンが魅力。レッスンの中でたくさんの"コツ"を教えていただけます。
ドッグダンスを始めてみたい方はぜひHocciへ♪
真壁律江さん
人と犬との絆を第一に考え、お互いが健康で精神的にも豊になるように、人にも犬にも楽しいドッグトレーニングを提案している国際基準の資格を持つ、CPDT-KAドッグトレーナー。
2006年イタグレ・ルーチェとドッグダンス競技会初出場・初心者クラス優勝&審査員特別賞受賞。
ドッグダンスの普及に努め、講師としても活躍中。
Pet Studio Hocci
〒177-0042 東京都練馬区下石神井1-2-3
TEL: 03-5372-2380
http://hocci-pal.jp
仔犬から成犬まで、基本のしつけと社会化がメインのデイケア(保育園)と飼い主さんが犬と一緒に楽しめるK9ゲームやドッグダンスクラスも開催中。
大の動物好き。
大型犬と暮らしたくて、「面倒は俺がみる!」とパルを迎えたものの、いつの間にかしつけは元トリマーの奥様の担当に…。
「もっとコミュニケーションを取るには?」と考えたところ、「単にしつけるだけじゃオモロない!もっと一緒に楽しみながらトレーニングしたい!」と、ドッグダンスにチャレンジすることを決意。
愛犬2頭、愛猫1匹と一緒に暮らしている。
善しの愛犬
ゴールデン・レトリバー
オス
4歳のやんちゃ盛り。イタズラ好きで家族を困らせることもあるが、陽気でいろんなことに興味津々なところはドッグダンス向き!?
善しとともに、ドッグダンスをスタートする"相方"。