シリーズ1
ドッグダンスは、ハンドラー(飼い主)のコマンド通りに犬を動かし、音楽に合わせてトリック(技)やムーブ(動き)を構成するドッグスポーツ。もともと欧米で、愛犬と一緒に楽しめる競技として人気に火が付き、最近では日本でも競技会が開かれるなど、人気急上昇中なのだとか。たしかにとっても楽しそう!
でもドッグダンスは決して簡単なものではありません。飼い主と犬とが強いきずなで結ばれ、しっかりコミュニケーションがとれていることが必須条件なので、「最高レベルのトレーニング」とも言われているそうです。
善し&パルには、ちと難しすぎるような気もしますが…、果たしてドッグダンスをマスターできるのでしょうか?
そこでまずは、ドッグダンス指導を行っている真壁律江先生の下へ!
最初のカウンセリングでは、生活スタイルやパルの性格を先生が詳しく分析。
画像:上級者によるドッグダンスの動画を見て、ちょっと不安そうな善しでしたが…
結果、「1日5分でも、毎日続けてトレーニングができるなら」という条件付きでドッグダンスを教えてもらえることに!パルも「ちょっと落ち着きがないけど、陽気で物怖じしない性格なのでドッグダンス向きですね」と、真壁先生のお墨付きをいただきました~。
カウンセリング後はさっそくトレーニングスタート。最初の課題は「クリッカー」という音の出る道具の使い方を、マスターすること。パルがやってほしい行動をした時に、すかさずカチっとクリッカーを鳴らしてご褒美のおやつを与え、クリッカーの音=ご褒美のサインだということを覚えさせるのです。
この日は、クリッカーを使ってトレーニングの基本となる「アイコンタクト」の練習。パルが善しの目を見た瞬間に、クリッカーをカチッと鳴らさなくてはいけないのですが、最初はクリッカーが上手く鳴らせず四苦八苦。
でも、しばらく練習を続けると、タイミングよくクリッカーが鳴らせるように!するとパルも、目を合わせたらご褒美がもらえることに気付いたのか、だんだんアイコンタクトできる回数が増えてきたようです!
パルの変化に気をよくした善しは、「日本初の芸犬を育てたるぞ~」と宣言!半年後のデビューを目指してパルと一心同体、地道にトレーニングに励むことを決意しました!
アイコンタクトの練習を宿題にもらって、この日のレッスンはおしまい。次回は、パルと一緒にかっこよく歩くためのレッスンに進む予定。さて、トレーニングで善し&パルはどう変わるのでしょうか!?次回リポートをお楽しみに♪
真壁律江さん
人と犬との絆を第一に考え、お互いが健康で精神的にも豊になるように、人にも犬にも楽しいドッグトレーニングを提案している国際基準の資格を持つ、CPDT-KAドッグトレーナー。
2006年イタグレ・ルーチェとドッグダンス競技会初出場・初心者クラス優勝&審査員特別賞受賞。
ドッグダンスの普及に努め、講師としても活躍中。
Pet Studio Hocci
〒177-0042 東京都練馬区下石神井1-2-3
TEL: 03-5372-2380
http://hocci-pal.jp
仔犬から成犬まで、基本のしつけと社会化がメインのデイケア(保育園)と飼い主さんが犬と一緒に楽しめるK9ゲームやドッグダンスクラスも開催中。
大の動物好き。
大型犬と暮らしたくて、「面倒は俺がみる!」とパルを迎えたものの、いつの間にかしつけは元トリマーの奥様の担当に…。
「もっとコミュニケーションを取るには?」と考えたところ、「単にしつけるだけじゃオモロない!もっと一緒に楽しみながらトレーニングしたい!」と、ドッグダンスにチャレンジすることを決意。
愛犬2頭、愛猫1匹と一緒に暮らしている。
善しの愛犬
ゴールデン・レトリバー
オス
4歳のやんちゃ盛り。イタズラ好きで家族を困らせることもあるが、陽気でいろんなことに興味津々なところはドッグダンス向き!?
善しとともに、ドッグダンスをスタートする"相方"。